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佐藤栄作
佐藤栄作
九州朝日放送 KBCテレビ『アサデス。』と『サワダデース』、KBCラジオ『小林徹夫のアサデス。ラジオ』にお天気キャスターとして出演中。
早起きとお天気のツボ押しが特技のフリーランスの気象予報士です。(株)風見屋 代表取締役
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2017年09月16日

大型で強い台風18号接近

 大型で強い台風18号は東シナ海を北東にゆっくり進んでいます。この後、ゆっくり東寄りに進んで明日の朝には再び非常に強い勢力となり鹿児島県から熊本県にかけて上陸し、その後時速25キロ程度で夕方にかけて九州を縦断し、中国地方を通って夜遅くに日本海へ抜けて、月曜日に北日本を縦断し火曜日にはオホーツク海で温帯低気圧に変わる見込みです。明日は台風が非常に強い勢力で上陸する恐れが有り、その後強い勢力を保ったまま遅い自動車並みの速度で九州を縦断する恐れがあります。このため、暴風雨が長く続き甚大な被害が発生する恐れがあります。
16日9時の台風18号予想進路



 局地的には雷を伴い1時間に80ミリの猛烈な雨が降り、明日の雨量は多いところで300から400ミリの大雨になる恐れがあります。秋雨前線の影響で宮崎県では既に200から300ミリ降っている所があるので総雨量は多いところで600ミリを超す恐れがあります。先ず第一に土砂災害、そして低い土地の浸水、河川の増水と氾濫に警戒しましょう。また、最大風速40メートルの暴風が吹き、瞬間的には60メートルの突風の吹く恐れがあります。暴風で停電の発生する恐れがあるので停電対策を準備しておきましょう。波は10メートルと猛烈な時化になるので海には絶対に近寄らない様にしましょう。

 また、中心気圧が低いため高潮の発生する恐れがあります。下降や沿岸の近くの方は高潮による浸水にも警戒をして下さい。これから次第に強風域に入り、今日の夜には九州全域が強風域に入る見込みです。台風対策は今日の夕方までに全て済ませておきましょう。  

Posted by 佐藤栄作 at 11:11Comments(0)荒天時号外