佐藤栄作の感風読雲

　大型の台風１２号は６時現在沖縄本島の北の海上にあり北寄りに進んでいます。日曜日にかけて九州の西海上を北上し月曜日には黄海付近で熱帯低気圧に変わる見込みです。九州は南部が既に風速１５メートル以上の強風域に入っていて、この後日曜日にかけて広い範囲でこの強風域に入りそうです。北部でも強風に注意が必要でしょう。また、湿った南風の影響で九州南部を中心に断続的に激しい雨が降り、日曜日にかけて多い所で５００ミリの大雨になる恐れがあります。旅行など遠出の予定のある方は要注意でしょう。

　台風１２号からの湿った空気の影響で九州北部地方は曇っていて所々で雨が降っています。朝の気温は平地で２７度、山地でも２５度前後と蒸し暑い朝になっています。この後も台風からの湿った空気が南東の風に乗り九州北部に流れ込みます。このため、今日の九州北部地方は曇りで、所々で雨が降ります。大分県を中心に南の地方では１時間に５０ミリの激しい雨の降る恐れがあり、明日の朝にかけて多い所で２００ミリの大雨になりそうです。南の地方では雨の降り方に十分注意しましょう。曇りの時間が長い北部も含めて洗濯物は室内干しで雨具を持ち歩きましょう。最高気温は昨日と同じか２度ほど低く３０度前後と平年を下回ります。風もありますが、湿度が高くちょっと蒸すでしょう。また、次第に南風が強まるので家の周りの飛ばされやすい物はなるべく早く片付けておきましょう。

　明日も台風１２号の湿った空気の影響で曇り、大分県など南の地方を中心に激しい雨が降るでしょう。大分県・長崎県・熊本県では明日も山地を中心に多い所で１００ミリを超す大雨になる恐れがあります。そして、明日は特に南風が強く荒れた天気になるでしょう。日曜日も湿った空気の影響で一時雨の降る天気です。今度の土日はお出かけには生憎の天気で風が強く海は時化るのでマリンレジャーは控えた方が賢明でしょう。

　月曜日まで湿った空気の影響で曇りますが、火曜日には晴れて、水曜日から金曜日にかけては再び湿った空気が流れ込み曇りがちの天気でしょう。

　気温は大体平年並みで蒸し暑い日が多いでしょう。

日本の遥か南の台風１１号はこの後発達し強い勢力となり北西に進みます。来週も北上を続けて半ばには日本の南海上まで進んできます。当面、影響はありませんが来週後半は１１号の動きに要注意でしょう。