佐藤栄作の感風読雲

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明日、福岡市役所で行われる防災講演会で講演を行います。
タイトルは「佐藤栄作の防災のツボ」
福岡県西方沖地震で得た教訓を元に
減災に繋がるアイデアを紹介します。
先着２００名
入場無料
事前申し込み不要です。
質問のコーナーもありますのでお気軽にお越し下さい。

詳しくはチラシを参照ください。

http://www.h2.dion.ne.jp/~q-ten/top_picture/bousaikouenkai.pdf  

　今日発表された１カ月予報によると九州北部の向こう１カ月は晴れる日が多いのですが寒気が流れ込み易く気温は平年を下回り寒い日が多そうです。

　まずは、北半球の向こう１カ月の大気の状態を予想した図を見て下さい。



日本付近は編みかけの部分になっていて気圧の谷となっています。一方、中国大陸は白い範囲が広大に広がっていて大陸の高気圧が優勢であることを表しています。このため、気圧の尾根となる大陸から谷である日本付近に寒気が流れ込み易い状態です。また、沖縄付近は編みかけがかかっていないため、大陸の高気圧は移動性となり谷となっている本州付近をさけて、日本の南を進み、冷たい空気の影響は西日本ほど大きく受けることになります。大まかに言うと、九州北部は大陸の高気圧に覆われ易く、南海上からの暖かく湿った空気が入りにくい状況です。このため、九州北部は向こう１カ月雨が少なく、晴れる日が多くて日照時間は多くなります。日差しは多いのですが、大陸の寒気が流れ込んでくるため、気温は平年を下回り寒く花冷えの日が多いでしょう。

　西日本の気温の移り変わりを詳しく見て行きましょう。過去１カ月と向こう１カ月の気温の移り変わりが次の図です。



真ん中から左がこれ迄の観測地でそれより右が予測値です。予測値は線が沢山ありますが太線が代表値だと思って下さい。これによると来週末に強い寒の戻りがあり、その後も平年を２度近く下回る予想になっています。３月下旬から４月上旬にかけてもまだ強い寒の戻りがあり、冬物と暖房器具の出番がありそうです。この春は「暑さ寒さは彼岸まで」とは行かず彼岸があけても寒そうですね。晴れる日が多いので春休みの行楽には良さそうですが、桜の開花は遅くなり花見の予定は４月上旬から中旬にあわせた方が良いでしょう。今年は学校の入学式前後に満開になりそうです。

　西日本では平年を下回る気温で寒いですが、北日本では平年並みかそれを上回ると予想されています。大震災の被災地が予想通り、低温にならないことを祈ります。  

　今朝は放射冷却が働いて、真冬並みの気温となり厳しい寒さでした。寒の戻りが強く、冷え込みも厳しかったですが少しずつ春が近づいてきています。KBCの公開空地にあるアーモンドはちらほらと開花が進んできています。桜の花に先駆けて咲く、同じバラ科サクラ属の植物です。例年より１０日前後遅い開花の様に感じます。桜の開花も早くて来週末ですね。春が待ち遠しいです。


  

昨日は晴れましたが風が冷たく厳しい寒さの一日でした。今日は風は穏やかですが、南風に変わるため花粉は要注意です。

高気圧に覆われ九州北部は晴れていて、放射冷却が働き冷え込んでいます。気温は内陸で－３度、沿岸でも０度前後で氷点下の冷え込みの所が多くなっています。霜の降りている所が多いでしょうから車で出かける方は霜取りの時間に余裕を見た方が良いです。この後、高気圧はゆっくり東へ去り、浅い気圧の谷が近づいてくる見込みです。このため今日の福岡県は晴れ時々曇りでしょう。薄雲が広がり日差しは柔らかで、雨は降らず洗濯日和でしょう。空気の乾燥が続くので火の取り扱いは十分に注意しましょう。最高気温は昨日より４度高く１３度前後で３月上旬並みです。朝との温度差が１０〜１５度もあるので服装で上手く調節し風邪を引かない様にしましょう。

明日は気圧の尾根が通るため曇り時々晴れ。気温は４月並みで暖かく行楽日和でしょう。

明後日は東シナ海から前線が伸びてくるため曇り一時雨。月曜日は前線上の低気圧が通過し雨でしょう。明日から三連休という方は土曜日が最も行楽日和です。

火水木は冬型で寒気が流れ込み曇り時々晴れ。寒の戻りとなり２月並みの寒さになるでしょう。来週も冬物と暖房器具が活躍します。

金曜日は高気圧に覆われ晴れて気温は平年並みに近づき、寒さは緩むでしょう。来週も寒の戻りがあるので桜の開花は遅れ、花見は４月になってからでしょう。