佐藤栄作の感風読雲

活発な梅雨前線の影響で九州では先週からの雨量が南部では８００ミリを超えていて北部でも７００ミリ近く降っていて既に記録的な大雨になっています。

今日から明後日にかけて前線がゆっくり九州を南下するので北部では明日の昼まで、南部では明後日の朝まで豪雨に最大級の警戒を払って下さい。


前線が対馬海峡に停滞していて前線に向かって南西から暖かく湿った空気が流れ込み九州では大気の状態が非常に不安定になっています。

このため、雨や曇りの天気になっていて大分市では５時までの１時間に５５ミリの非常に激しい雨が降っています。

非常に激しい雨の影響で熊本県から大分県にかけては地盤がかなり緩んでいる所があるようです。

前線はこの後も対馬海峡に停滞し、前線上に低気圧が発生し今夜遅くに対馬海峡を通過して行く見込みです。

このため、今日の九州は広く雨が降り雷を伴って猛烈に降る所があるでしょう。

局地的に雷を伴い北部では１時間に８０ミリの猛烈な雨、南部では６０ミリの非常に激しい雨が降り、今夜までの雨量は多い所で北部３００ミリ、南部１００ミリと大雨が続きます。

まず第一に土砂災害に最大級の警戒をして、河川の氾濫と増水、低い土地の浸水にも厳重に警戒して下さい。

また、落雷や竜巻などの突風にも十分注意して下さい。


明日は前線が九州中部から南部付近まで南下する見込みです。

このため、南部では雨で雷を伴い激しく降る所があり、北部でも午前中を中心に雨で雷を伴う所があるでしょう。

明日は局地的に雷を伴い南部では１時間に４０ミリ、北部では３０ミリの激しい雨が降り雨量は多い所で南部１５０ミリ、北部６０ミリと大雨が続くでしょう。


明後日は前線が南海上に停滞するため南部は未明まで雨で明け方から曇り、北部は梅雨の晴れ間が出るでしょう。

金曜日は前線が九州を北上し再び広く雨が降り、

土曜日から来週火曜日にかけても前線が九州付近に停滞するため曇りや雨の梅雨空が続くでしょう。


気温は大体平年並みで湿度が高く蒸し暑い日が多いでしょう。