暴風警戒

佐藤栄作

2013年10月15日 07:16

 大型で強い台風26号が西日本の南海上を北上してきています。中心気圧は940hPa、中心付近の最大風速が40メートルと勢力が強く、風速15メートル以上の強風域の半径が約700キロと大型の台風です。26号はこの後次第に向きを北東に変え、明日の朝には東日本の太平洋沿岸にかなり接近し、その後、本州のすぐ東海上を北上し明後日の朝には北海道のすぐ東で温帯低気圧に変わる見込みです。強い台風のまま接近するため、東日本と北日本は明日大荒れの天気となるでしょう。九州も南部や大分など東側の地方では風速15メートル以上の強風域に入る恐れがあり、大陸の高気圧と台風との間で気圧の傾きが大きくなり今日の夕方から明日の昼にかけて全域で北風が強まり暴風が吹き荒れた天気となります。家の周りの飛ばされ易い様なものは早く片付けておきましょう。

 九州北部地方は台風26号の雲がかかり大分県など東側の地方では曇っていて、その他の地方は大陸の高気圧に覆われ晴れています。朝の気温は15度から19度と9月下旬並みで暖かい朝になっています。この後、台風が南の海上を北上するため天気は下り坂です。朝の内晴れる所がありますが、昼前には曇り、大分県など東側の地方を中心に時々雨が降るでしょう。北風が後に非常に強く吹いて荒れた天気になるので洗濯物は室内干しが良いでしょう。また、昼前からは雨傘を持ち歩いた方が良いでしょう。最高気温は昨日より4、5度低く24度前後と平年並みです。北風がとても冷たく夜は寒くなるので風を通しにくい服装で行きましょう。

 明日は台風26号が本州の東海上を北上し、九州付近を気圧の谷が通過します。このため、朝まで雨で昼前から曇りでしょう。明日の午前中までは北風が非常に強く荒れた天気が続くでしょう。明後日木曜日から土曜日までは高気圧に覆われますが中心が北に離れているため曇り時々晴れ、日曜日は谷が通過し曇り、月火も北から高気圧に覆われ曇り時々晴れでしょう。

 気温は明日明後日平年を下回り寒く、その後平年並みに戻り涼しい日が続くでしょう。

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