大雨警戒

佐藤栄作

2014年08月22日 07:32

 寒冷前線が対馬海峡を南下しているため九州北部地方は未明から所々で非常に激しい雨が降っています。福岡県太宰府市では1時間に98.5ミリの猛烈な雨が降り、コンピュータの解析雨量では太宰府市、筑紫野市、那珂川町で110ミリの雨が降ったと記録的短時間大雨情報が出されました。現在は筑後地方や熊本県天草地方など南の地方で非常に激しい雨が降っています。寒冷前線は今日の日中九州北部を通過して行く見込みです。このため、今日の九州北部地方は午前中を中心に雨で、朝のうちは雷を伴って非常に激しく降る所があるでしょう。局地的には1時間に80ミリの猛烈な雨の降る恐れがあり、明日朝までの24時間に多い所で150ミリの大雨になる恐れがあります。長崎県の佐世保では72時間の雨量が400ミリ近くなっていて、その他にも所々で250ミリを超す大雨になっています。先ず第一に土砂災害、そして低地の浸水、河川の増水と氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの突風にも十分な注意が必要でしょう。今日は大きい傘とレインブーツが活躍し洗濯物は室内干しでしょう。最高気温は昨日より2度低く30度前後です。雨の止んでいる時間は湿度が高く蒸し暑いでしょう。

 明日は前線が九州中部付近に停滞するため曇り一時雨や雷雨で、前線に近い熊本県では時々雨や雷雨でしょう。明後日も前線は九州中部に停滞し曇りで熊本県など南の地方を中心に一時雨が降るでしょう。月曜日から金曜日にかけても前線の影響で曇りや雨の愚図ついた天気が続くでしょう。

 気温は平年を少し下回り蒸し暑い日が多いでしょう。

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