月食日和

佐藤栄作

2014年10月08日 06:30

 台風19号は予想以上に発達し猛烈な勢力となり中心気圧は900hPaまで深まり今年最も発達した台風となりました。連休を中心に全国的にも大きな影響が出るので要警戒の台風です。

 猛烈な台風19号はフィリピンの東海上を西よりに進んでいます。この後速度を遅くして向きを北寄りに変えて進む見込みで、土曜日には沖縄の東の海上まで北上し勢力は非常に強い見込みです。その後も北上を続けて日曜日に九州の南海上まで北上し月曜日にも九州にかなり接近する恐れがあります。九州では土曜日から風が強まり、月曜日を中心に暴風雨となり大荒れの天気になりそうです。暴風対策は金曜日までに済ませておきましょう。

 九州北部地方は北から高気圧に覆われて晴れています。放射冷却が働いて昨日より更に気温が下がり、朝の気温は平地で13度、山地で10度前後と10月下旬から11月上旬並みの寒い朝になっています。この後も高気圧に覆われますが、午後は高気圧と高気圧に挟まれた弱い気圧の谷の中に入り湿った東風が流れ込む見込みです。このため、晴れますが、昼過ぎから時々曇り、大分県南部では雨の降る所があるでしょう。また、今夜の皆既月食は雲の切れ間から見える所が多いでしょう。ほとんどの所は洗濯日和でお布団も外に干して大丈夫でしょう。最高気温は昨日より2度高く26度前後と9月下旬並みです。日向では汗ばむ陽気となり朝との温度差が15度前後ととても大きいので調節の利く服装で行きましょう。

 明日と明後日も高気圧に覆われ晴れ。ただ、湿った東風の影響を受ける大分県では明日は曇りがちの天気でしょう。土曜日は高気圧が東へ去り曇り時々晴れ。日曜日は台風が北上し時々雨が降り、月曜日は台風が接近するため暴風雨となるでしょう。土曜日からの三連休は次第に大荒れとなるでしょう。火水は気圧の谷と寒気の影響で曇りがちの天気ですが内陸を中心に時々晴れるでしょう。

 気温は平年を上回る日もありますが、台風一過の来週はかなり涼しくなるでしょう。

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