台風接近
活発な秋雨前線の影響で昨日は断続的に激しい雨が降り、佐賀県の嬉野では土曜日からの雨量が250ミリを超えて9月としては
記録的な大雨になっています。その他の地方でも150ミリ前後降っていて地盤の緩んでいる恐れがあります。明日にかけて台風の影響で断続的に激しい雨が降るので土砂災害に警戒をして下さい。
台風16号は東シナ海を進むうちに再び発達し
非常に強い勢力となっています。現在は沖縄本島の北の海上を北東に時速20キロで進んでいます。衛星画像を見ると中心付近の眼が確認できて現在が発達の最盛期です。また、中心の北東側に雨雲が広く広がっていて進行方向の北側で雨の範囲が広がる恐れがあります。この後、東北東に進み今夜遅くから明日の未明にかけて強い勢力で九州南部付近にかなり接近し、上陸する恐れが有り、明日の午前中に九州を横断し、その後、勢力を弱めながら四国と本州の太平洋沿岸を進んで木曜日の未明には本州の東海上で温帯低気圧に変わる見込みです。
台風の進路に近い九州南部を中心にこの後次第に暴風雨となり
大荒れの天気になります。今日の夕方からは局地的に雷を伴って1時間に80ミリの
猛烈な雨が降り、明日の朝にかけての雨量は多い所で300ミリの
大雨になる恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、そして河川の増水と氾濫に警戒しましょう。南部では明日40メートルの
猛烈な風が吹き、瞬間的には60メートルの突風の吹く恐れがあります。そして、波もうねりを伴って5メートルと大時化で高潮の恐れもあるので海岸には絶対に近づかない様にしましょう。台風の強風対策と避難は今日の午前中までに済ませて、南部の方は特に
停電の恐れがあるので風呂に水を溜め、乾電池と食料品などの買い足しも済ませておきましょう。
今日の九州北部地方は前線と台風からの湿った空気の影響で断続的に雨が降り夕方からは非常に激しく降る所があるでしょう。土砂災害と低い土地の浸水に要警戒です。洗濯物は室内干しで大きい傘とレインブーツが活躍するでしょう。明日は台風が午前中に九州を通過するため午前中は雨で朝の内は雷を伴い
猛烈に降る所があるでしょう。北風が非常に強く明日は
大荒れの天気です。明後日は台風一過で一時晴れ間が出ますが、木金は前線の影響で曇り、土日月は高気圧の周辺部で曇り時々晴れでしょう。シルバーウィークは雨や曇りの天気が続きますが終盤は晴れ間が期待できるでしょう。
気温は金曜日まで平年を下回り涼しいですが来週始めは残暑が戻るでしょう。
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