大雨警戒

佐藤栄作

2016年09月29日 07:19

 九州北部付近に停滞している前線の影響で九州北部地方は雨が降っていて所々で1時間に15ミリを超すやや強い雨が降っています。一昨日夕方からの雨は長崎県の上五島空港で400ミリを超していて、福岡県や佐賀県でも所々で200ミリを超す大雨になっています。これまでの大雨で地盤が緩んでいるので先ず第一に土砂災害警戒してください。

 この後、前線はゆっくり南下し夜は九州南部付近に停滞し活動が弱まる見込みです。このため、今日の九州北部地方は雨で、熊本県など南の地方を中心に雷を伴い非常に激しく降る所が有り、夜は曇りでしょう。1時間に70ミリの非常に激しい雨の降る恐れが有り、夕方までの雨量は多い所で150ミリの大雨になる恐れがあります。土砂災害、低地の浸水に厳重に警戒し、落雷と竜巻などの突風にも十分注意しましょう。洗濯物は室内干しで大きい傘とレインブーツが活躍します。最高気温は昨日より1度低く25度前後と10月上旬並みです。北風がひんやりして半袖だと肌寒いでしょう。

 明日は前線が九州を再び北上するため曇りで昼前から夕方にかけて雨が降り雷を伴う所もあるでしょう。明後日は前線が朝鮮半島付近まで北上するため曇りですが雨は小康状態で熊本など南の地方では時々晴れ間が出るでしょう。日曜日は高気圧の周辺部で曇り時々晴れで、湿った空気の影響を受ける大分県では一時雨が降るでしょう。土日の運動会は出来る所が多いでしょう。月火は湿った空気と台風の影響で雨が降り、水曜日は湿った空気の影響で曇りで木曜日は高気圧に覆われ晴れるでしょう。

 気温は平年を2度くらい上回り蒸し暑い日が多いでしょう。

 台風18号は日本の遥か南海上を西に時速20キロで進んでいます。この後、発達し明後日には強い勢力となり北西に進み、次第に向きを北寄りに変えて火曜日の未明には九州の南海上まで進んでくる見込みです。その後も北上する恐れが有り、来週は火曜日を中心に荒れた天気になる恐れがあります。今後の18号の動きに注意しましょう。

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