秋雨続く

佐藤栄作

2016年09月30日 06:59

 九州北部付近に停滞している秋雨前線の影響で九州北部地方は雨や曇りの天気になっていて、福岡県など北部では1時間に15ミリの前後のやや強い雨が早朝に降りました。湿度は高いですが、朝の気温は20度前後と9月中旬並みの涼しい朝になっています。この後、前線は対馬海峡を北上し、前線に向かって南西から暖かく湿った空気が流れ込むため九州北部では大気の状態が不安定になります。このため、今日の九州北部地方は雨が降ったりやんだりの天気です。中部では昼前後に晴れ間の出る時間もありますが、北部を中心に雨が降り特に夕方から夜は雷を伴って激しく降る所があるでしょう。局地的に1時間に40ミリの激しい雨が降り、夜にかけての雨量は多い所で100ミリの大雨になる恐れがあります。水曜日からの雨量は多い所で200ミリを超していて地盤の緩んでいる恐れがあるので先ず第一に土砂災害警戒し、低い土地の浸水と落雷・突風にも十分注意しましょう。洗濯物は軒下か室内干しで今日も傘を持ち歩きましょう。最高気温は昨日より3度くらい高く沿岸で27度、内陸で30度前後です。9月上旬から中旬並みで湿度が高く蒸し暑いでしょう。

 明日は前線が朝鮮半島南岸付近に停滞するため曇りで所により雨が降ります。熊本県では早朝まで雨ですが、午後は晴れ間が出るでしょう。明後日は高気圧の周辺部で曇り一時晴れ、湿った空気の影響で大分県は一時雨が降るでしょう。土日の運動会は出来る所が多そうです。月火は湿った空気と台風の影響で雨が降り、水木金は北から高気圧に覆われ晴れ間の多い天気でしょう。

 気温は月曜日まで平年を上回り残暑となりますが火曜日以降は平年並みに落ち着いて涼しくなるでしょう。

 フィリピンの東海上にある台風18号は西に時速25キロで進んでいます。18号はこの後、発達し非常に強い勢力となり月曜日に沖縄の南まで進んできて、その後向きを北東に変えて、火曜日から水曜日にかけて九州の南東海上を通る見込みです。火曜日の午後は台風が接近し九州北部地方も荒れた天気になる恐れがあります。今後の台風18号の動きに注意しましょう。

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