暴風警戒

佐藤栄作

2016年10月05日 08:23

 強い多風18号はチェジュ島の東を北北東に時速30キロで進んでいます。18号はこの後、強い勢力を保ったまま昼過ぎにかけて対馬海峡を通過し、夕方から夜に日本海を東へ進み、明日の未明に東北地方を横断して、朝には太平洋へ抜けて温帯低気圧に変わる見込みです。

 台風の影響で九州北部地方は雨や曇りの天気になっていて1時間に20ミリを超す強い雨の降っている所があります。この後、台風が対馬海峡を通過し、台風に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため午前中は大気の状態が不安定になります。このため、今日の九州北部地方は午前中を中心に雨で所により雷を伴い激しく降るでしょう。昼過ぎから次第に雨が上がり曇りの天気でしょう。1時間に50ミリの激しい雨の降る恐れが有り、雨量は多い所で100ミリと見ています。落雷と突風、そして低い土地の浸水に注意が必要でしょう。また台風が最接近する昼前を中心に15メートル前後の南風が吹くので強風にも要注意でしょう。最高気温は昨日と同じくらいで30度前後と9月上旬並みで蒸し暑いでしょう。

 明日は高気圧に覆われ晴れ。明後日は高気圧が東へ去り次第に曇り、熊本県では夜遅くから雨が降るでしょう。土曜日は低気圧と前線の影響で雨の一日となり、日曜日は高気圧が進んできて晴れ間が戻り、月曜日体育の日は高気圧に覆われ晴れるでしょう。連休は後半ほど晴れて行楽日和でしょう。連休明け火水も高気圧に覆われ秋晴れが広がるでしょう。

 気温は明日も平年を上回り残暑が続き、その後次第に平年並みとなり、来週は平年を2、3度下回り10月下旬並みの陽気となるでしょう。来週は秋物の洋服が活躍しそうです。

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