暖かい冬至

佐藤栄作

2016年12月21日 06:59

 高気圧に覆われて九州北部地方は晴れている所が多いですが、所々で濃い霧が出ている様です。朝の気温は平地で12度、山地で9度前後と11月中旬並みの暖かい朝になっています。そして、今日から二十四節気の冬至。一年で最も昼の短い頃です。「冬至冬中冬はじめ」と言って、冬至は日差しの上では冬の真ん中ですが気温の上ではまだ冬の初めと言う意味です。今日も朝から暖かいですがこれからが冬の本番なので気を緩めず風邪など引かない様、気をつけましょう。

 この後、高気圧は東へ去り気圧の谷が近づく見込みです。このため、今日の九州北部地方は朝まで晴れて昼前には曇り、午後は所により雨が降ります。洗濯物は軒下干しで午後は折り畳み傘を持ち歩くと安心でしょう。また、朝の内は濃い霧の出る所があるので車の運転は要注意です。最高気温は昨日より2度高く17度から19度と11月上旬から中旬並みです。昼間はコートでは暑いくらいの気温です。厚着をする必要は無いでしょう。

 明日は日本海を低気圧が発達しながら進み低気圧から伸びる寒冷前線が日中九州を通過する見込みです。このため、雨で雷を伴い激しく降る所が有り夕方から時々曇りでしょう。局地的に1時間に30ミリの激しい雨が降り、雨量は多い所で80ミリと季節外れの大雨になります。また、南のち西風が強く吹き荒れた天気となります。家の回りの風で飛ばされ易い様なものは今日のうちに片付けておきましょう。

 明後日は冬型気圧配置でやや強い寒気が流れ込むため曇りで北岸や山地を中心に一時雨や雪が降るでしょう。土曜日は冬型が緩み曇り後晴れ。クリスマスの日曜日は高気圧が東へ移動し晴れ後曇り。イブからクリスマスにかけてはまずまずのお出かけ日和でしょう。サンタクロースも無事に訪れてくれそうです。月曜日は温暖前線が北上し曇り一時雨。火曜日は寒冷前線が通過し曇り一時雨で、水曜日は高気圧に覆われ晴れ間が戻るでしょう。

 気温は明日まで平年を上回り、金土は平年を下回り冬の寒さとなり来週は再び寒さが緩みます。気温の変化が大きいので風邪などを引かない様、体調管理をしっかり行いましょう。

関連記事