豪雨警戒

佐藤栄作

2019年08月28日 07:30

昨日から断続的に猛烈な雨が降っていて佐賀県や長崎県では降り始めからの雨量が300ミリを越している所が多くなっています。

このため、佐賀県のほぼ全域、長崎県北部と壱岐・対馬と五島地方、そして、福岡県の筑後地方に大雨特別警報が出ています。

すでに災害の発生している恐れがあり警戒レベル5に相当します。

今日は雨の降りかたに最大級の警戒を払って下さい。


前線が対馬海峡に停滞していて前線に向かって南西から暖かく湿った空気が流れ込んで来ているため九州北部では大気の状態が非常に不安定になっています。

このため、九州は北部で広く雨が降っていて1時間に50ミリ前後の非常に激しい雨の降っている所もあり、南部では曇っています。

この後も前線は対馬海峡に停滞し前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の非常に不安定な状態が続きます。

このため、今日の九州は南部で曇りで北部は雨で猛烈に降る所があるでしょう。

九州北部では局地的に雷を伴い1時間に80ミリを越す猛烈な雨が降り明日の朝までに降る雨量は250ミリと更に大雨が続きます。

総雨量は500から600ミリになる恐れがあり、7年前、2012年の九州北部豪雨に匹敵する豪雨になる恐れがあります。

土砂災害、河川の増水・氾濫、低地の浸水に最大級の警戒を払い、落雷や竜巻などの突風に十分注意しましょう。


明日も前線は対馬海峡に停滞し前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態は不安定です。

このため、北部は曇り時々雨で雷を伴い、南部は曇り時々晴れでしょう。

明後日は前線の影響で再び広く雨が降り南部を中心に雨量が多くなるでしょう。

そして、土曜日から来週水曜日にかけても前線の影響で曇りや雨の天気が続くでしょう。


気温は今週は平年を下回り涼しくて過ごしやすく、来週は一次的に残暑が戻るでしょう。

関連記事