前線離れても不安定

佐藤栄作

2019年09月04日 07:40

湿った空気の影響で長崎県の五島では今日の未明に猛烈な雨が降り記録的短時間大雨情報が出されました。

今日も大気の不安定な状態が続きます。天気の急変、落雷や突風に十分注意しましょう。


前線は朝鮮半島南岸に停滞していて前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいます。

このため、九州は北部を中心に曇っていて所々で雨が降っています。

この後、前線は朝鮮半島を北上し九州は太平洋高気圧の周辺部となります。

このため、今日の九州は曇りがちの天気ですが時々晴れ間の出る所が多く、所々で雨や雷雨となります。

長崎県では局地的に雷を伴い1時間に70ミリの非常に激しい雨が降り、多い所で100ミリ大雨になる恐れがあります。

土砂災害、低地の浸水などに警戒が必要でしょう。

最高気温は昨日より1度低く32度前後と8月中旬から平年並みでしょう。

今日も暑くて昼間は半袖でないと暑いでしょう。


明日も高気圧の周辺部で湿った南東風の影響を受けます。

曇りで山地の風下側の北部と西部では時々晴れ間が出て、

宮崎県や大分県など山地の南東は昼過ぎまで雨や雷雨となるでしょう。

明後日も高気圧の周辺部で曇りがちの天気で西部と北部では晴れ間が出るでしょう。

土曜日は強い台風13号が西海上を北上し雲が広がり南部では雨が降り、

日曜日も湿った空気の影響で曇りや雨の天気でしょう。

そして、月曜日から水曜日にかけても湿った空気と前線の影響で曇りや雨の天気が続くでしょう。


気温は土曜日まで平年を上回り残暑が厳しく、来週は平年を下回る日もありますが湿度が高く蒸し暑い日が多いでしょう。


強い台風13号は石垣島の南にあって北に時速15キロで進んでいます。

13号はこの後しばらくゆっくり北上し明後日の朝にかけて先島諸島を通過して

土曜日の未明には強い勢力のまま九州の西まで進んできて

その後勢力を弱めながら東シナ海から黄海を進み、

日曜日に朝鮮半島から大陸へと進み月曜日に沿海州で温帯低気圧に変わる見込みです。

九州では台風が最も近くを通る土曜日に南風が強まります。

また、台風が暖かい空気を運んでくるため土曜日まで厳しい残暑が続くでしょう。


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