梅雨末期大雨警戒

佐藤栄作

2020年07月06日 07:07

土曜日は熊本県と鹿児島県で記録的な豪雨となり大きな災害となってしまいました。

ただ、梅雨末期の大雨は明後日にかけて続く恐れがあります。

引き続き大雨に警戒しましょう。


九州北部付近に停滞している前線の影響で九州は広く雨が降っていて、鹿児島県では猛烈な雨の降ったいるところがあります。

前線はこの後少し北上し、夜には対馬海峡付近に停滞する見込みです。

前線に向かって南西から暖かく湿った空気が流れ込み九州では大気の状態が非常に不安定になります。

このため今日の九州は雨で雷を伴い猛烈に降る所があるでしょう。

局地的に雷を伴い1時間に80ミリ猛烈な雨が降り、夜にかけての雨量は多い所で200ミリを越す大雨になる恐れがあります。

これまでの雨で地盤が緩んでいるのでまず第一に土砂災害に警戒し河川の氾濫と増水、低い土地の浸水に警戒をしてください。

また、落雷と竜巻などの突風にも十分注意してください。


明日は前線が九州中部くらいまで南下する見込みです。

前線の活動は明日も活発で大気の状態が非常に不安定になります。

このため、日中は広く雨が降り雷を伴って非常に激しく降る所があるでしょう。

局地的には雷を伴って1時間に60ミリ非常に激しい雨が降り、夜にかけて多い所で150ミリ大雨になる恐れがあります。

明後日は前線が南部まで南下しますが上空の気圧の谷が通過するため広く雨で明後日も多い所で150ミリ大雨になる恐れがあります。

今日から明後日にかけて多い所で500ミリ近い大雨になる恐れがあります。

雨の降り方に最大級の警戒を払いましょう。


木曜日から来週月曜日にかけても前線が九州付近に停滞するため九州では曇りや雨の天気が続くでしょう。


気温は大体平年並みで湿度が高く蒸し暑い日が多いでしょう。

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