アジサイ真花
ここ数日の梅雨の晴れ間を利用して、散歩がてら花菖蒲や紫陽花を見て来ました。紫陽花は色づき始めたばかりの所が多い様ですが、福岡城址ではどちらも見頃となっていました。
ところで紫陽花の本当の花を見たことありますか?
「あります」と答える方がほとんどでしょうが
普段見ている紫陽花の花は
装飾花で花びらに見えるのは大きく発達したがく片なのです。
それではどれが本当の花かというと、装飾花をかき分けると出てくる星状の物なのです。これを装飾花に対して
真花と言います。
サクラの開花の様に、気象台ではアジサイの開花も観測していますが、アジサイの開花は装飾花ではなく真花が開いた「
アジサイ真花」として発表されます。
真花と名乗るだけあってとても美しいので機会があったら探してみて下さいね。
また、紫陽花は土壌の酸性度が強いと
青、アルカリ性度が強いと
紅になるという特徴もありますね。青い花を見る機会が多いのは土壌が酸性よりになっている証拠でしょう。
普段よく見かけるハイドランジアなどのセイヨウアジサイはヨーロッパで改良され日本に逆輸入された物ですが、私はガクアジサイの方が好きです。真花を沢山目にすることが出来ますし、ちょっと控えめに咲く様が日本の梅雨には合っている気がするのです。あ、なんか日本酒が飲みたくなってきた。
関連記事