佐藤栄作の感風読雲

　東シナ海にある低気圧から伸びる温暖前線の影響で九州北部地方は雨が降っています。長崎県の平戸では６時までの1時間に２５ミリの強い雨が降っています。朝の気温は２０度前後ととても高く、南風が１０メートルを超している所も有り風の強い朝となっています。この後、低気圧が発達しながら午前中に対島海峡を通過し、低気圧から伸びる寒冷前線が日中九州を南下する見込みです。このため、今日の九州北部地方は夕方まで雨で所により雷を伴い激しく降り、夜は上がって曇りでしょう。局地的に1時間に４０ミリの激しい雨が降り、雨量は多い所で８０ミリと大雨になる恐れが有ります。今日は南風の暴風に警戒し、短い時間に降る激しい雨と落雷突風にも要注意でしょう。また、西岸の地方では高潮の恐れが有ります。午前中の満潮時刻は河口での浸水などにも注意しましょう。洗濯物は室内干しで大きい傘とレインブーツが活躍します。気温は昨日と同じか１、２度高く４月下旬から５月上旬並みです。暖かいですが風が強く吹くので風を通し難い上着が良いでしょう。

　明日は前線が九州の南海上まで下がり、高気圧が東シナ海に進んできます。このため、午前中は曇りで熊本県など南の地方では雨の降る所が有り、昼前後から晴れるでしょう。明後日から月曜日にかけては南海上に停滞する前線の影響で曇りがちの天気ですが時々晴れ間が出るでしょう。火曜日は気圧の谷の影響で曇り南の地方で雨が降り、水木は前線と低気圧の影響で曇りや雨の天気でしょう。

　気温は平年並みかそれを上回り暖かく過ごし易い日が多いでしょう。