佐藤栄作の感風読雲

　奄美大島付近に停滞している前線の影響で九州北部地方は曇っています。朝の気温は平地で１６度、山地で１３度前後と５月中旬並みの暖かい朝になっています。この後も前線は奄美大島付近に停滞し、気圧の谷が午後九州付近を通過する見込みです。気圧の谷の通過に伴って前線の雨雲が北に広がるため今日の九州北部地方の天気は下り坂です。全般に曇りで熊本など南の地方では昼前から、その他の地方でも昼過ぎから時々雨が降るでしょう。洗濯物は軒下干しで午後は傘が活躍するでしょう。雨量は１０ミリ前後と多くはないですが地震で地盤が緩んでいるので被災地では土砂災害に注意しましょう。最高気温は昨日より３、４度低く４月上旬から平年並みです。風がひんやり冷たいので上着を着てストールなどを巻いて出掛けましょう。

　明日も前線は九州の南海上に停滞しますが、高気圧が朝鮮半島から日本海へと進むため雨雲の北上が抑えられ曇りでしょう。少し薄日が差したり晴れ間の出る所もあるので今日と明日で比べると明日の方がお出かけ日和でしょう。月曜日は前線が九州南岸に北上するため午後は広い範囲で雨になり次第に雨脚が強まります。火曜日は前線が九州を北上するため一日雨で前線上の低気圧が通過する水曜日は強い雨が降り大雨になる恐れがあります。木曜日は前線が南下するため雨後曇り。地震の被災地では月曜日から木曜日まで土砂災害に警戒が必要でしょう。金曜日２９日昭和の日は高気圧に覆われ晴れて、３０日も晴れ間が出て、５月１日日曜日まで高気圧に覆われ晴れるでしょう。そして、２日と３日は気圧の谷の影響で曇りや雨の愚図ついた天気でしょう。ゴールデンウィークは始めの三日間が先ずは晴天に恵まれ行楽日和でしょう。

　気温は大体平年並みですが、雨の降る日の日中は平年を下回りちょっと肌寒いでしょう。