佐藤栄作の感風読雲

　活発な梅雨前線が九州北部付近にあり、九州北部は雨で所々で雷を伴い激しく降っています。この後、前線上の低気圧が午前中に九州北部を通過し、午後は前線が九州を南下し夜には南岸に停滞する見込みです。低気圧に向かって暖かく湿った空気が勢い良く流れ込むため九州では大気の状態が非常に不安定になります。このため、今日の九州北部地方は午前中を中心に雨で、昼前までは雷を伴って非常に激しく降る所があり、昼過ぎからは次第に曇りでしょう。昼前までは１時間に５０から７０ミリの非常に激しい雨の降る恐れがあり、夕方までの雨量は多い所で１５０ミリと見ています。今日は短い時間に降る激しい雨、低地の浸水、土砂災害、河川の氾濫に十分注意して過ごしましょう。最高気温は昨日より２、３度低く２５度前後と５月下旬並みです。風もひんやり冷たくちょっと肌寒いでしょう。

　明日は前線が九州の南海上に離れて曇り一時晴れ。明後日は前線が再び北上し曇り後雨でまとまった雨になるでしょう。土曜日の朝まで雨が残り日中は曇り。日曜日は前線の活動が弱まり曇り一時晴れ。月曜日は気圧の谷が近づき曇り。火水は前線の影響で曇り一時雨でしょう。

　気温は平年並みかそれを少し上回り蒸し暑い日が多いでしょう。